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ただ今のところ、宿泊は休業いたしております。

京町家オーベルジュ

 1801年の定書が今も残っております。11代将軍『家斉』の時代です。
 近江の国からの薬商人の定宿として始まりました。
 近又という屋号の由来は、江戸時代、初代又八が「近江屋」という屋号で薬商人の宿を始めてから、四代目又八の代になって京都に近江屋の屋号が多かったため改名し近江の「近」と又八の「又」から「近又」という屋号になりました。現代の当主は七代目です。

 建物は明治の20年代のもので京都の典型的な町家造りで2001年「国の登録有形文化財」に登録されました。
 座敷は七室、そして坪庭と、裏庭があります。京のど真ん中に残った町家の宿です。和の世界満載の宿です。和の心、“わび”“さび”の世界をお楽しみください。
 京のど真ん中ではありますが、思いのほか静かです、そして便利な立地です。

 宿泊は1日2組です。お早めにご予約ください。

 ご夕食は月替わりの伝統的な京懐石です。主人が京野菜マイスターですので季節の京野菜を献立に取り入れ、京の台所「錦市場」から厳選した材料を、また日本海、瀬戸内海、太平洋からかつぎにより鮮魚を仕入れ、心をこめてお作りします。また、食器も京焼をはじめ、伊万里焼や九谷焼などの古くからのものを使っております。
 そして、部屋食にてお客様のペースに合わせ、ごゆっくり楽しんでいただいております。
 朝食もお部屋食です。お釜で炊いた炊きたて御飯に近又自家製のちりめん山椒や胡麻豆腐、そして熱々の出し巻玉子、京野菜を使った煮物など「京のおばんざい朝食」です。

 京都にお越しの節には是非一度「近又」で京懐石とともにお泊まりください。お待ちしております。

京懐石・宿  近 又  店主

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