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2月1日から3月15日 平日のみの企画で冬の点心始めます。(2名様より)

2月1日から3月15日
平日のみの企画で冬の点心始めます。
昼:5,500円(サービス料10%別)より
平日のみのお得な点心です。

先付・椀物・蒸し物(2月は蕪蒸)・穴子蒸し寿司・水物

その他のメニューはこちら

 

和食の手解き
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新星出版社より近又のお料理の新刊が発行されました。

和食の手解き

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アメリカポートランド懐石料理披露報告。

 6月3日アメリカポートランドにて日本庭園主催YEAR OF THE KYOTOのイベントに近又が参加いたしました。

専務がご挨拶(右の方が日本庭園スティーブ・ブルームCEO)

 ポートランド市は1963年札幌市と姉妹提携し,それを記念して日本庭園の築造計画が発足し、8人の造園家が指導に携わり1991年22000平米の敷地内に5つの様式の庭園を造り上げました。過去55年間日米文化交流の懸け橋として日本の文化の紹介と啓蒙に取り組んでこられました。庭園文化の紹介だけではなく四季の移ろいとともに五節句や文化・工芸等の行事を開催されました。そして、今年創設55周年を迎え、ポートランド日本庭園内会場にて京都の美術工芸、祭事、食文化をアメリカの方に展示紹介を催したり、実演紹介するということになりました。

 さて、今回はわたくし(主人)の過去の素晴らしい人たちとの出会いと縁が重なりこの催しが実現しました。「Art of Table Food Series; Kinmata , A Taste of Kaiseki」というタイトルで開催され、6月3日がその当日でした。

 まずもってこのイベントの依頼をいただきました日本庭園CEOスティーブブルーム様に感謝しております。我々近又スタッフにこのような経験をさせていただいたことは今後の大きな糧となりました。

先付椀物お刺身替り(手まり寿司五種)

 私はこのイベントにあたりその責任の重さを痛感しておりました。皆様に喜んでいただき、日本の食文化の素晴らしさを正しく伝え、そしてどのようにして表現できるかを毎日考えました。 昨今、京都を訪れる外人観光客の多さには目を見張るものがありますが、彼らが何を求めて日本に、又この京都を訪れるのかを考え、日本の伝統を守り何よりおいしい和食を提供することを第一に考えました。昼、夜2回60名のお客様がお越しになるということで約70食の懐石料理の準備をしました。約1か月前から献立作成。料理試作。それに伴う材料仕入れ、特に鮮魚の準備などを現地の業者さんとメールでの連絡を取り、また現地日本庭園スタッフとの当日の段取りなど多くの準備と打ち合わせが大変でした。

冷やし鉢(ぼたん海老とオクラの豆乳あんかけ)焼物(おひょうの八幡巻付け焼き)御飯(蒸寿司)

 5月30日近又スタッフ全員がアメリカポートランドに出発。デルタ航空で10時間。スタッフにとっては初めての海外の者もおりワクワク、ビクビクの出発となりました。一人2本の包丁と、持っていけるだけの煮物椀などの食器を壊れないようにしっかり梱包しました。現地に到着後時差ボケの中、早速材料仕入れにかかり、休む間もなく仕込みにかかりました。会場は「しずく」という日本料理店で行われ店主のシェフのナオコ様にはとてもお世話になりました。女将は花屋の卸し店に出向き会場に立派な生け花を披露しました。

水物(アメリカンチェリーの羊羹とフルーツ)車海老がないのでオマール海老を使用近又のティーシャツを着て仕込み開始

 昼12時、夕18時お客様が来店され、CEOと近又専務が冒頭挨拶をし、早速カウンターにて私は先付の盛り付けから始まり、キングサーモンの三枚卸し、大根のかつら剝きと剣などを順次紹介し、調理場ではスタッフが忙しく動き回り全八品の懐石料理をお出ししました。お客様の反応が気になりましたが、大変興味を持っていただき、和食の美しさと繊細な技術も表現できたと思っております。 

 終了時にはスタッフ一同に大きな拍手と笑顔をいただきました。100%とは言えないまでも皆がそれぞれの役割を責任をもって果たし無事終えることができました。

ポートランド市街食材を美しく整然と並べられたスーパーマーケット

 ポートランド市は素晴らしい町でした。全米で最も住みたい町だそうです。ゆえに観光地ではないので町全体が穏やかで人柄もよく、優しく、住宅もこれぞアメリカという立派な邸宅が多く、玄関には季節の美しい花が生けられ、また、街の街頭にも花が生けてあったりとまるで映画の世界です。次にいつ訪れることができるかと思いますが、もう一度訪れたい魅力的な町でした。

 今回の経験は近又の若いスタッフにとって今後の人生の大きな糧になることと思います。そして、ポートランド日本庭園CEOステイーブブルーム様はじめ皆様には感謝しております。有難うございました。
詳しくは写真にてご覧ください。

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オレゴン州「ポートランド日本庭園」55周年イベントに向けて

先日(5月3日)に、このニュースページでもご紹介させていただいた「近又がポートランドにて、京懐石をアメリカの方に提供」。
アメリカ現地での本番は6月3日になりますが、その準備に試行錯誤している記事が、5月29日付・京都新聞の朝刊に掲載されました。

 

5月29日、京都新聞(朝刊)掲載記事

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近又がポートランドにて、京懐石をアメリカの方に提供。

2018年4月27日アメリカ「ポートランド日本庭園 YEAR OF KYOTO 記念レセプション」が東本願寺渉成園枳殻邸にて行われ、私(七代目)、女将、専務(八代目)にご招待を賜りました。ポートランドはオレゴン州にあり、その地にポートランド日本庭園があります。この施設は創設以来55年余りに渡り日米文化交流の懸け橋として先駆的な役割を担ってこられました。その庭園は本物の日本が全く偽りなく表現された素晴らしい庭園です。庭園内にはかの2020年東京オリンピック国立競技場設計家隈研吾氏による建物も作られています。そして今年2018年はYEAR OF KYOTOと位置づけ京都の祭礼をはじめ伝統工芸や食文化等様々な文化芸術をポートランド日本庭園において紹介されることになっています。

それでそのイベントの一つとして2018年6月3日に近又がポートランドにて京懐石をアメリカの方に提供することになりました。

昨年ポートランド日本庭園CEOスティーブ ブルーム様、また30年ほど前からの友人である日本庭園の学芸部長ダイアンダストン様(著書OLD KYOTO)との出会いがあり実現しました。

京都には今、これまで以上の多くの海外旅行者が訪れています。まるで空前の出来事のようにも思います。きっとこの状態が今後も続くことでしょう。

私たち日本人は、彼らに正しい「本当の日本の文化」を伝えることが大切です。

彼らはそれぞれ日本に来て、何を求めてくるのか。私はこの京都に生まれ、和食文化の中で育ちました。私が伝えられることは微々たるものかもしれませんが、普段より求められることを精一杯お伝えし、自国へ日本文化を持ち帰ってもらえれば、と心がけております。しかし、今回は我々がアメリカへ行って伝えることになります。責任の重さを感じておりますが、このチャンスを生かしアメリカの皆様との交流を深め、日本料理の「旨味」の表現をはじめ、美しさ、繊細さ、季節感の表現などいろんな角度から伝えたいと考えております。ただいまスタッフ一同で献立の作成に取り掛かっておりますが、現地での食材の調達、調理器具の違いなどの問題にも取り組みながら、現地の方と情報交換をし、あとひと月に迫ったイベントを、成功に導けるよう努力しております。

私たちは、今年の2月に現地に行ってまいりました。ポートランドの気候は日本とよく似ており、北海道と緯度は変わらないのですが、暖流のおかげで四季があり、過ごしやすいところです。しかし、まずは最大の難関である水の違いによる「昆布だしの旨味」が出せるのか、を心配しておりました。早速現地の水でだしを取りましたが大丈夫でした。これで和食を作るのには50%はクリアーしたことになります。ほっと一安心しました。あとは食材ですが、マーケットを案内してもらいました。野菜の豊かさは問題ないことを確認しました。次に問題は魚です。日本のように種類が少ないこと、魚の販売方法を見て、彼らの普段の食事の中での魚との付き合い方が日本人と大きな違いがあることを感じました。これが食文化の違いでしょうか。

この5月より一ヵ月間、良い準備をして現地に乗り込みます。メンバーは女将(生け花・接客)をはじめ調理場のメンバー全員を連れていきます。彼らにもよい経験となることを期待しております。次のご報告は6月になります。乞うご期待ください。

東本願寺渉成園枳殻邸での記念レセプション

ポートランド国際空港

隈研吾氏監修による「ポートランド日本庭園」

ポートランド日本庭園 (1)

ポートランド日本庭園 (2)

ポートランド日本庭園 (3)

現地のマーケットを視察

現地のスタッフと (1)

現地のスタッフと (2)

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